昨年10月、正式に現役引退を表明した、
アレン・アイバーソンの背番号、”3番” の永久欠番セレモニーが、
先頃、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ本拠地の、
ウェルズファーゴ・センターで行われた。
この日、ワシントン・ウィザーズvs.シクサーズ戦の、
ハーフタイム中に行われたセレモニーで、アイバーソンは、
おなじみの、「左耳に手をあて、ファンの声援を要求するポーズ」
を披露し、会場に訪れた2万人のシクサーズファンから、
盛大なスタンディングオベーションが送られた。
アイバーソンは、1996年ドラフト全体1位指名でプロ入りし、
最初の10年間をシクサーズでプレー。
4度の得点王に輝き、シーズンMVPに選ばれた2001年には、
チームをNBAファイナルに導いた。
その後、デンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、
メンフィス・グリズリーズを渡り歩き、
2009-10シーズンに再びシクサーズに復帰し、25試合に出場。
2010年以降はNBAから遠ざかっていた。
キャリア通算で914試合に出場し、
歴代21位の2万4368得点、345試合で30得点以上を記録し、
オールスターには11回の出場を果たした。
シクサーズの偉大な選手の一人として、
球団史に名を刻んだアイバーソンは、 こみ上げる感情を抑えながら、
元チームメート、友人、ファンに感謝の言葉を述べた。
いま、アイバーソンのバナーは、モーリス・チーク氏の背番号、”10番” と、
チャールズ・バークレー氏の、”34番” の間に掲げられている。